ユニフレームのプレミアムガスとその辺で売ってるカセットボンベの火力を比較してみました。
プレミアムガスは高額で高品質なんだろうけど、どのような違いがあるんだろうか?
今回はプレミアムガスをツインバーナーで実際に使用して比較してみたので紹介したいと思います。
カセットボンベでこんな経験ないですか?
キャンプのメイン調理器具にユニフレームのツインバーナー US-1900を愛用しています。
やっぱりツーバーナーのガスコンロって色々作りたいファミキャン・グルキャンで超便利ですよね。
でも、春先や秋の早朝や夜間が寒い時期になると。
火力全開でも、お湯がなかなか沸かない。
という経験した事ないですか?
それは、使用しているガスボンベのせいかもしれません。
いざという時に備え高品質なプレミアムガスがあれば様々なキャンプシーンに対応できるので安心です。
今日はプレミアムガスと量販店で売っている普通のカセットボンベの違いについて調べてみました。
ユニフレームのプレミアムガスとレギュラーガスの違い
ユニフレームの純正のガスボンベにはレギュラータイプとプレミアムガスの2種類があります。
この2つ何が違うかというと
ガスの成分が違うんです。
ガスの成分の違い
- プレミアムはイソブタン95%+プロパン5%
- レギュラーはイソブタン28%+ノルマルブタン70%+プロパン2%
プレミアムはイソブタンが主成分になっています。
イソブタンは寒さに強くて高価なガス。
ガスの沸点はそれぞれ以下の通り。
ブタン -0.5℃ < イソブタン-12.0℃ < プロパン-42.1℃
そのような関係でプレアムガスは以下の特徴があります。
- 高火力(従来品の15%アップで安定感抜群)
- 低温時に威力を発揮(外気温が-10℃であっても着火)
- 最後まで使い切れる(高い蒸気圧でボンベに残留しない)
プレミアムガスと従来品の比較・検証
比較するガスボンベ
さて、実際にプレミアムガスの威力について検証していきたいと思います。
比較するのはドラッグストアで買ってきたカセットボンベ。
成分は液化ブタンとだけ記載。レギュラーガスとほぼ同じ成分と思われます。
安いのでカセットコンロで使っているのですが、家庭では問題なくても屋外ではどうも調子が悪いんです。
純正品以外のカセットボンベの利用は自己責任でお願いします
燃焼実験
まずはツーバーナーにそれぞれ装着して着火しての火力の目視確認から。
左がプレミアム・右が安物です。
明るいと分かりずらいですね
左の方が火が暴れているのがわかるでしょうか。プレミアムの方が勢いがあります。
湯沸かし実験。
シェラカップ2杯分(約400ml)の水が沸く時間を計ってみました。
まずは従来品から。
プレミアムガス。
結果はプレミアムガスの方が30秒ぐらいお湯が沸くのが早い!
ツインバーナーのスペック記載にもある通りプレミアムガスの方が最大火力が強いという結果になりました。
最大火力
- プレミアムガス:3,900kcal/h×2
- レギュラーガス:3,000kcal/h×2
ただし、燃焼時間は少し短くなります。
- プレミアムガス:約45分
- レギュラーガス:約55分
続いて低温時のドロップダウンテストをしてみました。
ドロップダウンテスト
冷凍庫で1時間ほど冷やしました。
ボンベがキンキンに冷えてます。
振ると中身がシャーベットのような感じでジュワーと音がします。
この状態で着火確認してみます。
あれ、火力調整ツマミを回してもウンともスンとも反応がありません。
もちろん着火スイッチを押しても着火せず。
ガス自体が出てこないです。
ツマミを回すとシュゴーといつも通りの音がして正常に着火しました。
思わず「凄い」と独り言が出ちゃいました。
5分ほど経過するとボンベも温まってきて両方着火することができました。
ボンベはまだ低温の状態なので、この状態で火力を確認してみると。
結論:プレミアムガスは流石のプレミアム品質でした!!
検証の結果、プレミアムガスは高火力で低温に強いことが確認できました。
しかし、コスト面では3倍ぐらいの差があります。
なので、寒い時期や時間帯、料理するシーン(急い湯を沸かしたい、高火力で炒めたい)によって使い分けるとコストパフォーマンスが良いと思います。
以上、プレミアムガスとカセットボンベの比較でした。
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純正品以外のカセットボンベの利用は自己責任でお願いします。