釣りのタックルボックス メイホウのランガンシステムボックス「VS-7090N」を購入レビューです。
各シリーズ製品の違いや、選び方についても紹介します!
ランガンシステムボックス「VS-7090N」とは?
「VS-7090N」は、明邦化学工業が製造するタックルボックス(釣具収納ボックス)です。
明邦のタックルボックスには大型のバケットマウスシリーズ、ランガン用のバーサスシリーズの2シリーズがあります。
「VS-7090N」はバーサスシリーズの別名「ランガンシステムボックス」と呼ばれるシリーズから4機種目の最大サイズとして発売された新製品です。
「VS-7090N」の特徴
VS-7090Nの特徴には以下のものがあります。
- バーサスシリーズ最大サイズ20L「440×293×293」
- ハンドルストッパー
- 丈夫で座れる
- リフトアップシステム
これらについて詳しく説明していきます。
シリーズ最大サイズ
バーサスシリーズにはサイズ違いの7080N、7070N、7055Nがあります。
『VS-7090N』と、7080N、7070N、7055Nとのサイズの比較
VS-7090N | 440×293×293mm | バーサスシリーズ最大サイズ (バケットマウスBM5000同サイズ) |
VS-7080N | 375×293×275mm | 7090より横幅が小さい、奥行きは同じ、高さが少し低い |
VS-7070N | 434×233×280mm | 7090と横幅はほぼ同じ、奥行きが薄い |
VS-7055N | 313×233×231mm | バーサスシリーズ最小サイズ バス・ライトゲーム用 |
VS-7070Nは写真はありませんが、横幅は同じで奥行きが薄いサイズとなります
ハンドルストッパー
バーサスNシリーズの特徴として全種類でハンドルストッパーが搭載されています。
地味な機能ですが、使用してみるとこの有り難みがわかります。
特にロッドフォルダーなどで比重に偏りがあると、持ち上げた時に不安定になります。
手放せない機能でとても重宝しています。
ちなみに「バーサスシリーズ」には型番に「N」がつくものと「N」がつかないものがあります。
バーサスシリーズの「N」がない型番(ブラックカラー)のものは旧製品で、ハンドルストッパーが搭載されていません。
購入の際は注意していください。
座れる!
タックルボックスの中には上蓋の強度が弱くて座れないものがあります
VS-7090Nは座っても壊れないよう頑丈な作りになっています。
バーサスシリーズの他の製品が座れるかどうかは以下の通りとなっています。
7080N
7070N
7055N
7070N、7055Nは座ることができませんが、上段、下段に分かれており、下段収納を開けた時に蓋をテーブルのように使うことができます。
そもそも歩き回るランガンでは機動力が重視されるので座れることよりタックルボックスは軽量、コンパクトであることが求められます。
なので、このような仕様になることも頷けます。
足を使ってどんどん釣果を上げよう!という感じですね。
リフトアップシステム
7090Nで搭載された新機能にリフトアップシステムがあります。
7080Nではトレータイプの中皿が2枚セットされていましたが、7090Nでは片方が蓋つきの跳ね上げ式のトレーになりました。
リフトアップシステムがめちゃくちゃ便利
最初はリフトアップシステムってそんな大層な名前・・・と思っていましたが
実際に使ってみるとめっちゃ便利です。
中身を取り出す時にケースをどこかに別の場所に置く必要がなく、さっと跳ね上げただけで中のものにアクセスできます。
バーサスVS-7090NとバケットマウスBM-5000との違いについて
VS-7090Nととても似た製品に「BM-5000」があります。
こちらは以前から販売されているバケットマウスシリーズの最小サイズとなります。
VS-7090Nとサイズは全く同じで、違いは以下の通りとなります
- ハンドルストッパー(VS-7090Nにはある)
- リフトアップ(VS-7090Nにはある)
- カラー(VS-7090Nはブラック・カーキカラー)
元々座れるタックルボックス=バケットマウス
ランガンに特化した軽量コンパクトタックルボックス=バーサス
という棲み分けでしたが、ランガンボックスの大容量化で7080N、7090Nが追加されて、もはや境界線があやふやになりつつあります。
メイホウのタックルボックスの選び方
参考までに、メイホウのタックルボックスのおすすめの選び方です。
とにかく大容量のタックルボックスが欲しい人
- バケットマウス BM-9000(35L)
- バケットマウス BM-7000(28L)
中ぐらい(20L程)のサイズのタックルボックスが欲しい人
ハンドルストッパー、リフトアップを使いたい、カーキカラーが気に入った
- バーサス VS-7090N
上記の機能は不要でなるべく安くしたい
- バケットマウス BM-5000
少し小さいめ(15L程)サイズが欲しい方
座りたい or 横幅が小さい方が良い
- バーサス VS-7080N
座るよりテーブルが欲しい or 横長でも薄いタイプが良い
- バーサス VS-7070N
バス釣り専門、ライトゲームなどで、とにかく小さいものが欲しい
- バーサス VS-7055N
バーサスシリーズが欲しいが、ハンドルストッパー不要、オールブラックカラーが欲しい
- Nなしのバーサス ランガンボックスをチョイス
VS-7090N詳細レビュー
前置きが長くなりましたがVS-7090Nの詳細レビューです
カラーはブラックとカーキで渋いカラーリングです。
上蓋を開けるとトレーとリフトアップの蓋つきトレー
上蓋は両方から開閉できて取り外しが可能です。
付属品は中仕切り2枚と底面の滑り止めのゴム
本体の収納はかなりの大容量
本体内寸:348mm×235mm×深さ257mm(インナートレイから下211mm)
ダイソーで買ったケースを入れてみます。
ケースサイズが幾つかありますが今回利用したのは300円のスタンダードと深型、200円の薄型の3タイプです。
- リボロス(スタンダード) 210×156×42mm
- リボロス(深型) 210×156×61mm
- リボロス(浅型)210×120×291mm
ちなみにこのケース、YFD(山田化学) タフケース(BlueBlueのルアーケース)のOEMらしいです。
純正のメイホウVS-3010NDサイズケース「205×145×40mm」ともほぼ同じサイズ感です。
まずは縦置きにすると高さがピッタリフィット。
トレーを置いてもピッタリです
横に置いても2つでピッタリ
絶妙なサイズ感で色々収まりが良さそうです。
リフトアップケースは傾けると蓋が開かない仕組みになっていて中身が溢れることもなく安心です。
リフトアップケースは取り外してボックス内にシステム収納も可能です。
ダイソーのルアーケース(薄型)がすっぽりと収まります。
メイホウ(MEIHO) スリットフォームケースJ
W175xD105xH22mm
メイホウ VS-3010NSもジャストサイズ
蓋つきなので細かいものを入れても安心です。
トレーは水抜きなしのタイプ
ボックス外側の多目的ホルダーに取り付けることができます。
このサイドトレーのようにできるのがとっても便利。
よく使う道具を置いておいたり仕掛の作業台として大活躍です。
メイホウのランガンケース(スリムタイプ)が余裕で入ります。
実際に使ってみた感想
大容量・高機能で使い勝手が良いタックルボックスで大満足です。
我が家は家族4人での釣りがメインで道具も多くなりがち。
そうなると最低限このくらいのサイズが欲しいところです。
内容は、餌釣り用の仕掛け(サビキ、銅付き、ウキ釣り)と、ショアジギング用のルアー、ライトゲーム用のワームなどなど
必要なものは全て入れることができました。
ただし、色々とものを詰め込むと重たくなりすぎるのが気になりました。
実際にこれを持ってランガンするかというと、ほぼ無理な重量です。
対策としては、ショルダーベルトをつけることができるので、ベルトをつけて釣り場まで運んだら鎮座させています。
アウトドアワゴンにトランクカーゴに色々詰め込んで移動していたこころからは見違えるほど便利になりました。
今後は多目的フォルダーにオプションパーツをつけられるので色々とカスタマイズしてみたいと思います。
以上、ランガンシステムボックス VS-7090Nのレビューでした。
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